現在の中身:0点
その頃、国連環境計画(UNEP)は「年間800万トンのプラスチックが海に流出している」と警鐘を鳴らしており、その後も「魚や鳥の体内からマイクロプラスチックが検出された」とする報告が相次いでいました。 2021年には、「ヒトの胎盤や血液からマイクロプラスチックが見つかった」という研究結果が国際的に報道され、“無視できない環境リスク”として社会に広く認識されはじめていた時期でした。 がんこ本舗は、「えがおになる暮らし」が続いていくために、プラボトルを生産し続けることをやめました。 そして生まれたのが、千年先まで使える、シンプルで美しい道具「千年ボトル」です。
それでもガラスにしたのは、 千年先の地球のことを本気で考えたから。 無色透明の本体、使うたびに気持ちが 整うような、シンプルでミニマムなデザイン。
「プラスチック容器が当たり前だと思っていた洗剤を、繰り返し洗って使えるガラスびんに入れたのが画期的。1000年先まで考えようとする企業の心意気を感じる商品。環境への配慮はもちろん、毎日使うものだからおしゃれで美しいデザインも嬉しい。」という点が評価され、富永美樹賞に選出されました。
海へ…Fukiiの使用量はお洗濯1回につき5〜8mL。 千年ボトルは1プッシュが1mLなので、計量が簡単です。
海へ…Fukiiと水で作ったおそうじスプレーをキッチンなどに置いておくと便利です。
毎日の洗濯や掃除。役目を終えたプラ容器が、 地球のどこかでずっと残り続けているかもしれない。 そんな現実に向き合い、2020年に「千年ボトル」は生まれました。 千年先まで使えるガラスの容器に、大切に詰め替えて使うという選択。 それはちょっと手間がかかるかもしれません。けれど、その手間のひとつひとつが、 未来の海や子どもたちにやさしくつながっていくと、私たちは信じています。
2021年導入以来、千年ボトルの累計出荷は16,000本を超えます。 仮に購入された月から毎月洗剤が詰め替えされた場合...詰め替え回数の累計は約30万回。 千年ボトルの代わりに、使い捨てのプラボトルで販売していたら、 30万本の資源を使い捨てたことになります。
こうした数字は、たんに理想を語るのではなく、実際に使い続けてくれた人たちの行動がつくった“実績”です。 目立たないけれど、確かに届いている。千年ボトルは、そんな日々の積み重ねの証でもあります。 すぐには変わらなくても、今日からできることを。 あなたの暮らしの中に、「千年ボトル」という新しい習慣を取り入れてみませんか?