キチッと整列した粒子の細かい水
水は、いろんなものを溶かします。
砂糖や塩だけじゃなく鉄やアルミ…、毒物まで。だから、何も入ってない水ってのは、これまた作りにくいんです。中学校の化学で蒸留水ってつくったでしょ。基本的に、それには何も入ってないことになるんですが、それでもH2OとO2(酸素)の混合なんです。
そこから溶かすことに関係の無いO2を取り除く工程と併せて水の粒子を細かくするんですね。すると、身長も体重も手足の長さも揃った小さなH2Oさんたちが、体操の「全体?集まれ!」の掛け声よろしくぴったり並ぶのです。
何故そんなことが必要か??じつは、汚れを持ち上げる方法だったのです。
例えば想像してください、10cm四方のダンボールに60kgの重さのものが入っていた場合に大勢で持ち上げようとしても、皆の手を掛ける場所がありません。
せいぜい大人2人のスペースしかないでしょ!他の人は眺めてるしかない。上がらない!ところが見た感じは頼りなく思えても、子供であれば、4人でチカラを合わせて持ち上げることが出来るってケースもある。
しかし、そのうち1人でもさぼってる子O2ちゃんが間に入れば持ち上がりません。全員が働き手でなくては持ち上がらないのです。
アルカリ性を持続する水
地球上の、さらに人間の生息域に生存している菌でpH12を超えるところに住んでいる菌は発見されていません。なぜなら、そういった特殊な場所は死海やアラル海に限られpH11までであり、あえてそれを超えた生存環境を求める必要性がなかったからです。
だから普通の菌は、そういった環境では細胞膜で被われた溶液が浸透圧で奪われたり、繁殖する際のタンパク質合成ができないなどの不都合が生じます。
しかし極限に近いpH10でも繁殖可能な比較的馴染みある菌として、白い塩を赤く染める好塩菌がいます。それでもpH11は無理ですね?いきなり解答です!pH12にこだわったひとつの理由は菌を取り除く方法だということです。※ニオイの素は、腐敗菌。菌を取り除けば、においは消えるでしょ。
しかし、それだけではありませんよ。そんな強いpHだと、われわれのタンパク質だって溶けてしまうのが普通なんですが、H2OそれだけのままにpHを引き上げる方法をとっているので安全なんです。しかもその方法は、汚れを吸着しちゃいます!?この方法は、電気分解によりマイナス電子を増やすというものです。おおよそ汚れはプラスの電子を帯びています。
マイナスとプラスですから一緒になりたがるのは必然です。 フウ?。だよね、皆。
おまけにもう一つ
ホントはね、これだけでいいじゃんと言いたいんだけどさ、これだけだとマイナス電子はプラス電子を求めて僅かな隙間からも逃げてっちゃう!いつの間にか、アルカリ度が低くなってくる。
そこで、電気分解の時にケイ素を含んだ電極を使うことで、防いでいる(ようです)!?って、この利用方法までは自分で発見したわけではないので、すみません、お茶を濁させていただきます。※ケイ素の特徴のひとつは、磁場をコントロールする物質なんです。あくまで、特徴のひとつ!ですからね。
ケイ素は、超利用可能な地球上いたるところにある元素なんです。ガラス・グラスファイバー・セラミック・陶磁器・シリコン・シリカゲル、半導体や太陽発電パネルの材料としてなど、数えきれないほどいっぱい使われているよ。